頸肩腕症候群とは
「肩や首が慢性的に痛む」「腕や手がしびれる」「マッサージを受けてもすぐ元に戻る」—このような症状に悩んでいませんか?
その原因は、単なる肩こりではなく、頸腕症候群(けいわんしょうこうぐん)または頸肩腕症候群(けいけいわんしょうこうぐん)かもしれません。
頸肩腕症候群は、首・肩・腕にかけての痛みやしびれ、だるさ、こわばりなどが続く症候群です。
特に長時間のデスクワークやスマホの使用、姿勢不良が関係し、現代人にとって非常に多い症状のひとつです。
本記事では、頸肩腕症候群の原因と症状について詳しく解説します。
当院でのアプローチの詳細については頸肩腕症候群はなぜ治りにくい?その理由と当院でのアプローチをご覧ください。
なぜ頸肩腕症候群が起こる?

筋肉の過緊張(筋筋膜性疼痛症候群)
長時間の同じ姿勢や過度な使用により、首や肩の筋肉が硬直します。
首や肩の筋肉の硬直により血流が悪化すると、局所の酸素不足と疲労物質の蓄積による痛みが発生します。
神経の圧迫(頸椎神経根症)
頸椎(首の骨)の関節や椎間板に負担がかかることで、神経が圧迫され、腕や手にしびれが出ます。
ストレートネック、頸椎椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群が関与する場合もあります。
血流障害(循環不全による痛み)
筋肉が硬くなると、周囲の血管が圧迫され、血流が滞ります。
血流が滞ることにより局所の酸素や栄養が不足し、痛みやだるさ、冷感などの症状が発生します。
姿勢の乱れ
長時間のデスクワークやスマホの使用による猫背やストレートネックが原因で、首や肩に過剰な負担がかかります。
姿勢が悪いと筋肉が常に緊張し、頸肩腕症候群の発症リスクが高まります。
どのような症状が出る?
頸肩腕症候群の症状は個人差がありますが、以下のようなものが挙げられます。
- 首・肩の痛み・こり
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特にデスクワーク後に悪化
- 腕や手のしびれ・違和感
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神経が圧迫されると発生
- だるさ・疲労感
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慢性的な血流障害が原因
- 可動域の制限
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首を回す、肩を動かすと痛む
- 頭痛・めまい・吐き気
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交感神経の過活動による影響
これらの症状が慢性的に続く場合、適切な治療や生活習慣の改善が必要になります。
頸肩腕症候群を改善するために
頸肩腕症候群は、筋肉の過緊張・神経圧迫・血流障害が原因で発生し、慢性的な痛みやしびれを引き起こします。
一般的な治療では症状を一時的に軽減できても、根本的な改善には至らないことが多いため、姿勢や生活習慣の見直しが重要です。
当院では、鍼灸・マッサージ・トレーニングを組み合わせた総合的なアプローチを行い、症状の緩和だけでなく、再発予防も重視しています。
長引く首・肩・腕の痛みにお悩みの方は、お気軽にご相談ください!
当院でのアプローチの詳細については頸肩腕症候群はなぜ治りにくい?その理由と当院でのアプローチをご覧ください。
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